【女子大学生インタビュー】合格体験談2019 – 関東の小学校教員

地方公務員一般職である「小学校の先生」に進路が決まった女子大学生へ、合格体験談インタビューをしました。

勉強方法や、実際に試験を受けてみた感想などについてアンケートしたものを、編集して掲載しています。

はじめに

地方公務員一般職である「小学校の先生」を目指して、公務員試験を受験した女子大学生による、公務員合格体験記です。

合格者プロフィール

ニックネーム:ばしばしさん
出身大学  :関東の国立大学
出身学科  :教育学部小学校教員養成課程理科選修
性別    :女性
最終合格  :関東にある県の公立小学校教員
内定先   :同上
最終進路先 :同上

なぜこの職業を目指しましたか?

私が小学校教員を目指したきっかけは、小学校時代に2人の恩師の出会いです。

・一人ひとりのよさを見つけ、たくさん褒めて伸ばしてくださった担任の先生
・全力で物事に取り組むことへのやり甲斐や達成感を味合わせて下さった合唱部の顧問の先生

2人への憧れから小学校教員を志すようになり、小学校の教員免許が取得できる小学校教員養成課程に進学しました。

ところが、教育への関心が高まれば高まるほど、教師以外の教育への関わり方を知れば知るほど「自分にとってベストな教育への関わり方」がわからなくなってしまい、進路に関して思い悩むことも多々ありました。

私が進路を決定する上で大きなカギとなったのが、

・3年次の小学校実習(主専攻)
・4年次の中学校実習(副専攻・理科)

この2つでした。

様々な背景を抱えた「全ての子ども」の「成長」に関わることができる教師という職業に魅力を感じ、4年生の6月に教員採用試験を受験することを決心しました。

公務員試験の勉強について教えてください。

主に3つの方法で教員採用試験の準備をしました。

1.参考書や教育雑誌を使ったインプット
2.教育に関わる方との対話でのインプット・アウトプット
3.教員採用試験対策の勉強会でのアウトプット

2次試験での個人面接を意識し、アウトプットの場を増やすようにしていました。
教員採用試験を受験する決心をするのが遅かったため、大学や外部で行われる一次試験の筆記対策に特化したセミナーには参加しませんでした。

公務員試験に向けた勉強日程

2017年11月

2017年11月、教育実習生として、小学校で4週間の実習を行いました。

また、教育に関心のある人が集まり話し合う会「watcha」や、教育委員会主催の学習会である「教師未来塾」に参加しました。

2017年12月

12月は自己分析を行いました。また、現役教師が主催しているサークルに参加し、教材研究にも励みました。

この他、教育実習に行った小学校にボランティアに行ったりもしました。

2018年1月

教師を目指す学生の会に参加し、横のつながりを作りました。

2018年2月

教育実習に行った小学校へ、再びボランティアに行きました。また、事後実習にも行ってきました。

この時期は、キャリア面談などを通して、「自分にとっての豊かさとは」「教育への関わり方」について、掘り下げて考えていました。

2018年3月

3月は再び自己分析を深めながら、教員養成セミナーなどにも参加しました。「自分が本当にやりたいことはなんだろう」という問いについて改めて考えました。

2018年4月~5月

4月は、「教員採用試験説明会」があり、5月初めには願書を出願しました。教員採用試験に向けた勉強も、この時期に本格的に始めました。

2018年6月

5月の終わりから6月にかけて、中学校へ3週間の教育実習に行きました。この教育実習を通して、「教師として生きる」ことを決心しました。

教育実習の期間中は、教員採用試験の勉強はせず、実習に集中しました。実習が終わるとすぐにまた、採用試験(一次試験)に向けて勉強を再開しました。

2018年7月

7月の中頃、採用試験(一次試験)がありました。そして一次試験が終わると、すぐに二次試験に向けて、面接の練習を始めました。

2018年8月

8月に二次試験が行われました。

各科目の勉強方法や苦労した点・工夫した点・おすすめ書籍などを教えてください。

一次試験

1.教職教養

<使用した教材>
教員養成セミナー、教職教養の要点理解、教職教養の演習問題、千葉県・千葉市の教職・一般教養過去問

<工夫点>
出題傾向の分析

教職教養は、教師を目指すことを確定した6月半ばの教育実習開けから、正味1ヶ月間での勉強でした。試験までの時間が無かったため、千葉県の過去問をみて出題される分野に絞って取り組みました。

千葉県の教職教養は、県の施策や時事問題が多く出題されます。教育法規や定義などは数が多いため、教員養成セミナーで良く出題されるものとして紹介されていたもののみ覚えるようにしました。

学習指導要領の改訂に先だって告示された中央教育審議会答申や、千葉県教育委員会から出されている資料の量は膨大です。時間的に余裕がある方は1つ1つじっくり読み込んでみるのもよいと思いますが、まずはそれぞれの資料の概要に絞って目を通すことをおすすめします。

2.小学校全科

<使用した教材>
教員養成セミナー、小学校新学習指導要領パスライン、千葉県・千葉市の小学校教諭過去問

<工夫点>
時間を意識した演習

千葉県の小学校全科は国数英理社の5教科で、高校入試レベルの問題+学習指導要領に関する問題です。過去問を解く際には、各教科を解き終えるために何分かかっているかを測ることで時間を意識し、最後まで確実に解き終えることができるようにしました。

私の場合は中学校数学に触れるのが久しぶりで、特に図形問題には時間がかかってしまったため類題でトレーニングをしました。

問題の難易度は高くないため、短時間でいかに正確に解くかの勝負だと感じました。

3.集団面接(集団討論)
集団面接はテーマに対して受験者が討論するというもので、実質的には集団討論です。

集団討論の練習は現場の知識が豊富な方々と行った方が多くの学びが得られるのではないかと考え、現役講師の方向けの学習会に参加していました。

個人では、お題に対して全く考えが浮かばないということが起こらないよう、討論の軸となる柱を3つ考えノートに書くという演習を行いました。

二次試験

1.集団行動
集団行動では、安全面に配慮しながらわかりやすい指示を出すことが求められます。

わかりやすくするには、言葉の選び方や声の大きさ、教師の立ち位置などが含まれます。一人では練習ができないため、集団行動の練習は講師の先生方と一緒に行い、現職の先生に御指導していただきました。

教師役だけではなく、児童役としても繰り返し練習に参加しました。体つくり運動のネタを増やすことが出来るのでおすすめです。

2.模擬授業
模擬授業も集団行動同様、講師の先生方と共に現職の先生に御指導していただき練習をしました。教育委員会から出されている評価項目を見ると、指導力もさることながら、児童生徒との関わり方や表情など、教師自身の人柄が重視されていることがわかります。模擬授業の練習の際には、評価項目を元に振り返りを行うようにしました。

また、試験の際にどの学年・教科の指定が来ても対応することができるよう、授業を準備しておくと良いと思います。練習の際に「いいな!」と思った模擬授業があれば、自分なりに再構成して持ちネタにしてしまうといいかも。

3.個人面接
私は、個人面接で一番重要なことは自分自身を知ることだと考えます。

ですが私自身は自分を客観的に捉えることが苦手でした。そこで、strength finderで強み弱みを見出したり、面談で教育関係の方々からフィードバックを頂いたりと工夫をしました。

また、先輩方から志願書の自己アピール・志願の理由として書いたことについて詳しく質問されると聞いていました。私は様々な方に志願書を見せて質問を考えていただき、それらに答えられるよう準備をすることで面接を乗り切ることができました。

公務員試験でつらかったこと

今まで高校・大学入試では、テストの点数が自分自身の成長を測る客観的なものさしでした。

しかし教員採用試験では、筆記試験以外そのものさしが機能しません。特に模擬授業では、何度練習を重ねてもなかなか成長を感じられずに自信をなくしてしまうこともありました。

公務員試験を通じてよかったこと

自分を知ることや経験からの学びを振り返ることは自分の教育観を認識することにつながりました。「学校教育を通じてどんな子どもを育てたいか」について考え、学べば学ぶほど、子どもたちとの出会いが楽しみになりました。

公務員を目指す方にメッセージを!!

教師は、成長する子どもたちと共に学び続けることで自分自身も成長することができる、とても魅力的な職業だと思います。

教員採用試験では苦労することもあるかと思いますが、最後まで頑張って下さい!!

本記事は、2020年5月2日時点調査または公開された情報です。
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