刑務官のコラム– category –
「刑務官」は、特定の行政分野の業務に従事する「国家専門職」にあたります。「法務省」に所属し、全国にある「刑務所」や「拘置所」などにて、保安警備や受刑者に対する指導などの職務を遂行します。本ページは「刑務官」のコラムについての一覧ページです。
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刑務官のコラム
【刑務官を襲う受刑者】襲撃を防止するために昔から行われていた検査とは?
刑務官は受刑者が背後に立つのを嫌う 刑務官は、受刑者が背後に近づくことをとても嫌います。そんなことをする受刑者がいると大声で叱られます。刑務所が初めての受刑者はなぜ叱られたのか分からず目を白黒させるのですが、刑務所内では暗黙の了解事項とし... -
刑務官のコラム
【新宿と同じ大きさ】北海道にある広大な刑務所「網走刑務所」の実態とは?
日本で一番広い刑務所は北海道の網走(あばしり)にあります 日本で一番敷地の広い刑務所は北海道の網走刑務所で、その広さは東京の新宿区とほぼ同じだそうです(約1600ヘクタール)。刑務所の建物自体は格別大きいわけではないのですが、刑務所の農場... -
刑務官のコラム
【刑務所はもはや「監獄」ではない】新法律によって変化した刑務所の在り方
刑務所に関する法律が新しくなったのは100年ぶり! 平成18年に刑務所は歴史的な変貌を遂げました。およそ100年ぶりに刑務所に関する基本法が変わったからです。 それまでは「監獄法」というおどろおどろしい名前の法律でしたが、それが廃止されて... -
刑務官のコラム
【話変わるけどサ】ある受刑者と刑務官の交流ストーリー
受刑者「彼」との会話は「話変わるけどサ」から始まる 「センセ、センセ! 話変わるけどサ」 毎回このひと言から話を始める受刑者がいました。まだ何も話していないのにいきなり「話変わるけど」と言われて、最初は(何だコイツ、まだ何も話してないじゃん... -
刑務官のコラム
【アソコの検査!?】なかなか聞けない刑務官の驚きの仕事!
刑務所での刑務官の仕事である「玉入れ検査」とは? 刑務所には「玉入れ検査」というものがあります。 刑務所に入ってきたばかりの男性受刑者のイチモツに玉が入っていないかどうかを検査するのです。 もちろん普通の場合、男性は二つの「タマ」を生まれな... -
刑務官のコラム
【死ぬときゃ一緒だ!】受刑者の心に響いたある刑務官の言葉
信頼性の高いアンケート調査 最近、受刑者に対して行ったアンケート結果が公表されました。刑務所をどれくらい信用しているのかとか、工場担当職員をどれくらい信用しているのか、といった内容です。このような内容のアンケートはかつて行ったことがないと... -
刑務官のコラム
【刑務所は3日でダメになる】刑務官の間で語り継がれる”教訓”とは何か?
教訓「刑務所をダメにするには3日あれば足りる」 「刑務所をダメにするには3日あれば足りる」 これはよく刑務官の先輩たちから聞かされた言葉です。そして私自身刑務官生活を続けるうちに何度も実感してきたことです。それほど刑務所内の規律や秩序を保... -
刑務官のコラム
【刑務所で動物を飼う?】事件の証拠はコウモリだった
動物の世話を焼く受刑者 ある日、受刑者が部屋でコウモリを飼っていたということで、規律違反行為として摘発されたことがありました。部屋の床の板をはがして、床下に集まるコウモリをかわいがっていたというのです。 コウモリを飼うこと自体が規律違反行... -
刑務官のコラム
【日本の高齢化が刑務所にも?】認知症になったら釈放になる?
受刑者たちの高齢化 日本では世界一のスピードで高齢化が進んでいますが、刑務所ではそれが更に速くなっているといわれています。そして、これは刑務所泣かせでもあるのです。 なぜ刑務所が泣くのかといえば、とにかく手間暇がかかるからです。例えば、受... -
刑務官のコラム
刑務官の日常「受刑者の色恋、アンコとカッパ」のお話
受刑者の恋路 刑務所にはアンコとカッパという隠語があります。男性同士の同性愛者のことで、アンコは女役でカッパは男です。刑務所は混浴のように男女が一緒に収容されることはありませんから、性欲の発露として同性愛が多くなりがちな環境ではあります。... -
刑務官のコラム
【日本の刑務官は丸腰で勤務?】刑務官の最大の武器とは何でしょうか
丸腰で勤務する日本の刑務官 日本の刑務官は丸腰で勤務します。アメリカなどでは拳銃を携帯するのが当たり前ですし、見張り所には小銃を持った刑務官が詰めています。日本の刑務所にも拳銃はあるのですが、通常は武器庫にしまっておいて、携行することはあ... -
刑務官のコラム
【22世紀に伝えたい公務員】新聞を腹に巻いて出勤する刑務官のお話
刑務所が荒れていた時代、サラシ代わりに新聞を腹に巻いて出勤していたという刑務官の先輩がいました。奥さんや子供に悟られないように新聞を巻き、五体満足に帰って来られるかどうかと不安を抱きつつ官舎を出たということです。 反抗する受刑者 当時、先... -
刑務官のコラム
再犯率を減らすのは国だけではできない – 元・国家公務員のコラム08
犯罪対策閣僚会議が再犯率(再入率)を二割以上減らす目標を 7月20日(2012年)、政府の犯罪対策閣僚会議が刑務所や少年院から出た人が再び刑務所等の収容される再犯率(再入率)を二割以上減らす目標を決めた。政府がこの種の数値目標を定めるのは... -
刑務官のコラム
窃盗犯更生プログラムに期待 – 元・国家公務員のコラムシリーズ 07
福島刑務所と更生保護施設が福島大学と連携 河北新報9月16日版(2016年)に載った「窃盗犯更生 再犯防ぐ」という記事を興味深く読みました。福島刑務所と更生保護施設が福島大学と連携し、独自の更生支援プログラムを開発して運用を始めたとのこと... -
刑務官のコラム
【肩を叩いたら訴えられる?】刑務官の必須知識「暴行陵虐罪」について
特別公務員暴行陵虐って? 「特別公務員暴行陵虐罪」とは、「裁判,検察若しくは警察の職務を行う者又はこれらの職務を補助する者が,その職務を行うに当たり,被告人,被疑者その他の者に対して暴行又は陵辱若しくは加虐の行為をしたとき」に7年以下の懲役ま... -
刑務官のコラム
元・刑務所長が語る国家公務員「刑務官」に求められる資質
私はいろんな刑務所や拘置所で勤務し、所長もやりましたので、たくさんの刑務官を知っています。とっても優秀な人もいれば、大変困った人もいました。そんな経験から刑務官に求められる資質のようなものを振り返って整理してみたいと思います。 まずは、優... -
刑務官のコラム
刑務官の女子力 – 元・国家公務員のコラムシリーズ 06
女性の社会進出がとかく話題となる昨今ですが、塀の中では昔から女性が活躍していました。 女子刑務所で働く女性の刑務官たちです。なんせ受刑者が女性なので刑務官も女性とならざるを得ません。トイレやお風呂のことなどもあって、男性刑務官だと受刑者が... -
刑務官のコラム
管区機動警備隊について【知られざる塀の中の機動隊】
知ってる?刑務所内でのトラブル・事件に対応する警備隊 刑務所や少年院などの警備上重要な役割を担うのが「管区機動警備隊」です。でも、その存在を知っている人は少ないと思います。矯正職員以外でそれを知っている人がいたら、その方は「お務め」を果た... -
刑務官のコラム
「刑務官」と「死刑」 ー 仕事で、人が人を殺すということの意味
「何があったんですか?」そのベテラン刑務官は、しばし視線を窓の外に送ったあとでポツリと言いました。「うん。今日な、……死刑があったんだよ。」・・・刑務官など矯正職員歴37年が綴る「刑務官」の仕事である「死刑」に関する体験コラムです。 死刑と... -
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熊本地震で刑務所が活躍? 元・国家公務員のコラムシリーズ
刑務官など矯正職員歴37年,現在里山で晴耕雨読を享受している元・国家公務員の小柴龍太郎さんのコラム「熊本地震で刑務所が活躍?」です。2016年4月の熊本地震の際にとある刑務所がとった行動とは、何だったのでしょうか? 熊本地震で刑務所が活躍...
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