【中学校の先生に聞きました!】役立った経験、やっておけばよかった経験

イギリスに「学問なき経験は、経験なき学問に勝る」ということわざがあるように、経験はなにものにも勝る知識です。 本記事では、中学校の先生に、先生になるためにやっておいて役立ったこと、やっておいたらよかったなと思うことを、コラムにして書いてもらいました。

はじめに – 中学校の先生によるコラム

中学校の先生になるために、筆者が経験しておいて役立ったこと・経験しておけばよかったと思うことは、いくつもあります。

これらの経験は、中学校の先生になるためにも、そして先生になったあとも、役に立っていると感じています。

今回は、そのような経験の中でも、特に有益だった経験を4つ、紹介します。

その1:海外留学、海外旅行

大学時代、文学部英文学科ということもあり、大学の友達とたくさん海外旅行に行きました。それまで海外へ行ったことはなかったので、異文化に触れるという体験、英語を使って外国の方と話すという経験で、自分の中でも新しい世界がたくさん見えたなと思います。

中学校の英語教諭になり、生徒からもそれ以外の周りの人からも「英語を話せる人」という風に見られるようになりました。実際には大学時代の留学も1か月(オーストラリア)と1週間(ニュージーランド)しか行っていなかったので、さほど話せませんでしたが、学校に来ているALTと話すことへの抵抗はなかったです。留学に行っていなかったら、外国の方と話す機会を持たずにそのまま教諭になっていたら、もっと苦労をしていただろうなと思いました。

英語教諭は英語を教えることがメインですが、教科書にもいろんな国が出てくるので、海外の文化について授業で触れることもありました。だから、海外旅行に行って経験したことは授業にも役立っていたので、とてもよかったと思います。

学生時代は「時間はあるがお金はない」といったもので、留学も1か月と1週間、オーストラリアとニュージーランドしか行きませんでしたが、もっと行っておいたらよかったなと思いました。英語教諭として働く以上、英語を流暢に話せるに越したことはありません。発音の指導をするにも、ある程度は経験していくうちにうまくはなっていきますが、もっとネイティブの近い発音をちゃんと自分も言えるようになりたいし、生徒にも教えたいと何度も思いました。

また、英語の授業も、なんだかんだで受験に向けての授業になりがちなところがありましたが、使える英語を教えるという意味では、もっと本当にネイティブの方が使う英語も教えたいと思いました。そうなると、日本の教科書はアメリカ英語をベースにしているところがあるので、自分もアメリカに留学して、英語も文化もたくさん学べばよかったなと思いました。

その2:塾の講師、小学校の放課後ボランティアのアルバイト

こちらも大学時代にやっていたもので、塾の講師1年間と小学校の放課後ボランティア2年間やっていました。主に小学生とかかわっていましたが、勉強を教えたり、一緒に遊んだりするという経験は中学校教諭になっても役に立ちました。様々な子どもがいること、自分が知っていることを全く知らない相手に教える難しさ、障がいのある生徒について理解など、自分が実際に学校の先生になる前に学ぶことができました。

その3:部活動、習い事

私は中学校、高校の6年間は剣道部に所属し、それ以外でもピアノ(12年間)とスイミング(小さいころと中学校3年間)に通っていました。部活指導をする際にも、役立つことはもちろんのこと、保護者懇談などでも、保護者の方が「部活動をしていなかったので、部活動を続ける意味を子どもに教えられないので、代わりに教えてもらえますか?」といわれたりすることもあり、そんな時には、それまでに見た部活動を頑張っていた生徒の話をするのはもちろんのこと、自分の経験を話すこともできました。

やっておいたらよかったなと思うことは、習字です。黒板に板書するときもそうですが、保護者の方や長期欠席の生徒に手紙を書いたり、授業の振り返りシートに生徒へのコメントを書いたり、ほかにも自分の字が見られるという機会がたくさんありました。あまり字がきれいではなかったので、習字をやっておけばよかったなと思いました。公文の書き方教室というのがあり、大人も子供も通えるということだったので、体験に行ってみて、「字がきれになりそうだし、いいな」と思ったのですが、時間が合わず、結局続けられませんでした。

その4:友達とのケンカ、恋愛、悪いことなど

中学校の先生になるといろんな生徒の悩み相談に乗ることがあります。女子の相談で特に多かったのは人間関係の問題でした。思春期の女の子同士は本当にトラブルが多かったです。正しいこと、間違っていることを厳しく指導するだけでなく、女の子特有の微妙な気持ちを受け止めつつ指導をするということも同じ女として時には必要でした。

また、中学生になると男子とお付き合いをしたりする中で、男子に流されていく女子生徒もいました。そんな生徒の話を聞いてたり、アドバイスを上手にしつつ、流されすぎないようにしないといけないこともありました。

中学生になると男女問わず、非行に走る生徒もいました。家庭環境や、ただ調子にのってみたかったとか、周りに合わせてとか、いろいろ理由はあると思いますが、そんな生徒と話す時もだめなものはだめ、でも気持ちは少しわかるよというような形で、少し受け止める方が話が入るようなことも生徒によってはありました。

どれもこれも自分の時代や環境の違いで理解できないことも多々ありましたが、自分が経験していたようなことは生徒と話すときに役立ったと思いました。しかし、経験していないようなことはあまり理解できませんでしたが、同じような生徒とかかわる中で、だんだんわかっていったように思います。働いていた時、人生経験が多いほど、たくさんの生徒の気持ちを理解できて、指導もやりやすいだろうなと思っていました。

まとめ

いかがでしたか?

中学校の先生になるために、筆者が経験しておいて役立ったこと・経験しておけばよかったと思うことを紹介しました。

今回紹介した経験に留まらず、教師を目指し、教師として働く上で、多くの経験をすることは、必ず自分の役に立ちます。

教師を目指している方は、ぜひこの記事をご参考ください。

本記事は、2019年9月23日時点調査または公開された情報です。
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