地方公務員の都道府県庁職員、いわゆる地方上級公務員が勤務する「都道府県」について、関東地方や四国一般的な8地方別で解説します。
都道府県を地方別にまとめると
一般的な8地方別の分け方で都道府県を分けて一覧にします。またそれぞれの都道府県内ではどのようなエリア分けがあるのか、下記で簡単に紹介していきます。
【北海道地方】
北海道
【東北地方】
青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県
【関東地方】
茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・東京都
【中部地方】
新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県
【近畿地方】
三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
【九州・沖縄地方】
福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
北海道地方
「北海道地方」に含まれるのは、「北海道」ただひとつのみです。面積は最も大きく、道内でも場所によって気候や風土が大きく異なります。
北海道内のエリア分け
北海道は「道央」「道北」「道南」「道東」の4エリアに大別されます。気象庁による区域分けだと更に「宗谷地方」「上川地方」「留萌地方」「石狩地方」「空知地方」「後志地方」「網走地方」「北見地方」「紋別地方」「釧路地方」「根室地方」「十勝地方」「胆振地方」「日高地方」「渡島地方」「檜山地方」の16区分ごとに予報が出され、各地方には更に細かい区分があります。さすが面積の大きい北海道は、エリアの分け方も他県より区分が多いようです。
一部の地名の読み方については、「留萌」は「るもい」、「後志」は「しりべし」、「網走」は「あばしり」、「胆振」は「いぶり」、「渡島」は「おしま」、「檜山」は「ひやま」と読みます。
北海道の道庁所在地は「札幌市」で石狩地方に含まれます。
道庁の出先機関である「振興局」は14の所管区域ごとに設置されています。振興局には夕張市などを所管する「空知総合振興局」、札幌市などを所管する「石狩振興局」、小樽市などを所管する「後志総合振興局」、室蘭市などを所管する「胆振総合振興局」、日高町などを所管する「日高振興局」、函館市などを所管する「渡島総合振興局」、江差町などを所管する「檜山振興局」、旭川市などを所管する「上川総合振興局」、留萌市などを所管する「留萌振興局」、北見市などを所管する「オホーツク総合振興局」、帯広市などを所管する「十勝総合振興局」、釧路市などを所管する「釧路総合振興局」、根室市などを所管する「根室振興局」があります。
東北地方
「東北地方」に含まれるのは、「青森県」「岩手県」「秋田県」「宮城県」「山形県」「福島県」の6県です。
一般的に「北東北」や「東北北部」と言うと、「青森県・秋田県・岩手県」のことを指し、「南東北」や「東北南部」と言うときは、「宮城県・山形県・福島県」のことを指します。
次に、各県内の地域区分と県庁所在地がある地域について、天気予報などで使用されている地方名と、県庁の出先機関である振興局の所管区域を参考に説明します。
青森県内のエリア分け
青森県は、「津軽地方」と「南部地方」の大きく2区分されるのが一般的です。天気予報の区分では、南部地方を更に「下北地方」と「三八上北地方」に分割し、全部で3区分で発表されています。
青森県の県庁所在地は「青森市」で、津軽地方の「東青津軽(とうせいつがる)」に含まれます。
県庁の出先機関である「地域県民局」は6の所管地域ごとに設置されています。地域県民局には青森市などを所管する「東青地域県民局」、弘前市などを所管する「中南地域県民局」、八戸市などを所管する「三八地域県民局」、五所川原市などを所管する「西北地域県民局」、十和田市などを所管する「上北地域県民局」、むつ市などを所管する「下北地域県民局」があります。
岩手県内のエリア分け
岩手県の天気予報は「内陸地方」「沿岸北部地方」「沿岸南部地方」の3区分で発表されます。
岩手県の県庁所在地は「盛岡市」で、内陸地方の「盛岡地域」に属します。
県庁の出先機関である「広域振興局」は4の所管地域ごとに設置されています。広域振興局には盛岡市などを所管する「盛岡広域振興局」、奥州市などを所管する「県南広域振興局」、釜石市などを所管する「沿岸広域振興局」、久慈(くじ)市などを所管する「県北広域振興局」があります。
秋田県内のエリア分け
秋田県の天気予報は「内陸地方」と「沿岸地方」の2区分で発表されています。
秋田県の県庁所在地は「秋田市」で、沿岸地方の「秋田中央地域」に属しています。
県庁の出先機関である「地域振興局」は8つの所管地域ごとに設置されています。地域振興局には鹿角市などを所管する「鹿角地域振興局」、北秋田市などを所管する「北秋田地域振興局」、能代市などを所管する「山本地域振興局」、秋田市などを所管する「秋田地域振興局」、由利本荘市などを所管する「由利地域振興局」、大仙市などを所管する「仙北地域振興局」、横手市などを所管する「平鹿地域振興局」、湯沢市などを所管する「雄勝地域振興局」があります。
一部の地名の読み方について、「鹿角」は「かづの」、「雄勝」は「おがち」、「仙北」は「せんぼく」、「平鹿」は「ひらか」と読みます。
宮城県内のエリア分け
宮城県の天気予報は「西部地方」と「東部地方」に大別され発表されています。
宮城県の県庁所在地は「仙台市」で、西部地方と東部地方にまたがっており、「西部仙台」と「東部仙台」それぞれの一部です。
県庁の出先機関である「地方振興事務所」は7つの所管地域ごとに設置されています。地方振興事務所には柴田郡大河原町など仙南地域を所管する「大河原地方振興事務所」、仙台市などを所管する「仙台地方振興事務所」、大崎市などを所管する「北部地方振興事務所」、栗原市などを所管する「北部地方振興事務所栗原地域事務所」、登米市などを所管する「東部地方振興事務所登米地域事務所」、石巻市などを所管する「東部地方振興事務所」、気仙沼市などを所管する「気仙沼地方振興事務所」があります。
一部の地名の読み方について、「登米」は「とめ」、「気仙沼」は「けせんぬま」と読みます。
山形県内のエリア分け
山形県の天気予報は「最上地方」「庄内地方」「置賜地方」「村山地方」の4区分で発表されています。「最上」は「もがみ」、「置賜」は「おきたま」と読みます。
山形県の県庁所在地は「山形市」で村山地方の「東南村山」に含まれます。
県庁の出先機関である「総合支庁」は4つの所管地域ごとに設置されています。総合支庁にはまず、山形市などを所管する「村山総合支庁」がありますが、その下部組織として、寒河江市などを所管する「西村山地域振興局」、村山市などを所管する「北村山地域振興局」があります。新庄市などを所管する「最上総合支庁」、鶴岡市などを所管する「庄内総合支庁」のほか、米沢市などを所管する「置賜総合支庁」があります。
福島県内のエリア分け
福島県の天気予報は「会津地方」「中通り地方」「浜通り地方」に分かれています。
福島県の県庁所在地は「福島市」で、中通り地方の「中通り北部」に属しています。
県庁の出先機関である「地方振興局」は7つの所管地域ごとに設置されています。地方振興局には福島市などを所管する「県北地方振興局」、郡山市などを所管する「県中地方振興局」、白河市などを所管する「県南地方振興局」、会津若松市などを所管する「会津地方振興局」、南会津郡などを所管する「南会津地方振興局」、相馬市などを所管する「相双地方振興局」、いわき市を所管する「いわき地方振興局」があります。
関東地方
「関東地方」に含まれるのは、「茨城県」「栃木県」「群馬県」「埼玉県」「千葉県」「神奈川県」「東京都」の1都6県です。一般的に「北関東」と呼ばれる時には、「茨城県・栃木県・群馬県」の3県ですが、これに「埼玉県」が加わった4県を指すこともあります。反対に「南関東」と言う際には、「東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県」の1都3県を指す場合や、「山梨県」を含む場合もあり、用途によって様々です。
次に、各県内の地域区分と県庁所在地がある地域について、天気予報などで使用されている地方名や振興局の所管地域を参考に説明します。
茨城県内のエリア分け
茨城県の天気予報の区分は「北部地方」と「南部地方」に大別されています。
茨城県の県庁所在地は「水戸市」で北部地方の「県央地域」に含まれています。
県庁の出先機関である「県民センター」は4つの所管地域ごとに設置されています。県民センターには常陸太田市などを所管する「県北県民センター」、鉾田市などを所管する「鹿行県民センター」、土浦市などを所管する「県南県民センター」、筑西市などを所管する「県西県民センター」があります。
一部の地名の読み方について、「鉾田市」は「ほこたし」、「鹿行」は「ろっこう」、「筑西市」は「ちくせいし」と読みます。
栃木県内のエリア分け
栃木県の天気予報の区分は「北部地方」と「南部地方」に大別されています。
栃木県の県庁所在地は「宇都宮市」で、南部地方の「県央部」に位置しています。
県庁の出先機関が集まった「庁舎」は10の所管地域ごとに設置されています。庁舎には宇都宮市などを所管する「河内庁舎」、真岡市などを所管する「芳賀庁舎」、栃木市などを所管する「下都賀庁舎」、大田原市などを所管する「那須庁舎」、佐野市などを所管する「安蘇庁舎」、足利市などを所管する「足利庁舎」、小山市などを所管する「小山庁舎」、鹿沼市などを所管する「上都賀庁舎」、矢板市などを所管する「塩谷庁舎」、そして那須烏山市などを所管する「南那須庁舎」があります。
一部の地名の読み方について、「真岡市」は「もおかし」、「安蘇」は「あそ」、「小山」は「おやま」、「那須烏山市」は「なすからすやまし」と読みます。
群馬県内のエリア分け
群馬県の天気予報は「北部地方」と「南部地方」の2区分で発表されています。
群馬県の県庁所在地は「前橋市」で南部地方の「前橋・桐生地域」に含まれます。
県庁の出先機関である「振興局」は7つの所管地域ごとに設置されています。振興局には、渋川市などを所管する「北群馬渋川振興局」、藤岡市などを所管する「多野藤岡振興局」、吾妻郡を所管する「吾妻振興局」、桐生市などを所管する「桐生みどり振興局」、富岡市などを所管する「甘楽富岡振興局」、沼田市などを所管する「利根沼田振興局」、館林市などを所管する「邑楽館林振興局」があります。
一部の地名の読み方について、群馬県の「吾妻郡」は「あがつまぐん」、「桐生」は「きりゅう」、「甘楽」は「かんら」、「邑楽」は「おうら」、「館林」は「たてばやし」と読みます。
埼玉県内のエリア分け
埼玉県の天気予報の区分は「北部地方」「南部地方」「秩父地方」に大別されています。
埼玉県の県庁所在地は「さいたま市」で、南部地方の「南中部」に位置しています。
県庁の出先機関である「地域振興センター」は9の所管地域ごとに設置されています。地域振興センターには、川口市などを所管する「南部地域振興センター」、朝霞市などを所管する「南西部地域振興センター」、春日部市などを所管する「東部地域振興センター」、鴻巣市などを所管する「県央地域振興センター」、川越市などを所管する「川越比企地域振興センター」、所沢市などを所管する「西部地域振興センター」、行田市などを所管する「利根地域振興センター」、熊谷市などを所管する「北部地域振興センター」、秩父市などを所管する「秩父地域振興センター」があります。
一部の地名の読み方について、「比企」は「ひき」、「秩父」は「ちちぶ」と読みます。
千葉県内のエリア分け
千葉県の天気予報の区分は「北西部」「北東部」「南部」に大別されています。
千葉県の県庁所在地は「千葉市」で、北西部の「千葉中央」に位置しています。
県庁の出先機関である「地域振興事務所」は10の所管地域ごとに設置されています。地域振興事務所には、市川市などを所管する「葛南地域振興事務所」、松戸市などを所管する「東葛飾地域振興事務所」、成田市などを所管する「印旛地域振興事務所」、香取市などを所管する「香取地域振興事務所」、銚子市などを所管する「海匝地域振興事務所」、東金市などを所管する「山武地域振興事務所」、茂原市などを所管する「長生地域振興事務所」、勝浦市などを所管する「夷隅地域振興事務所」、館山市などを所管する「安房地域振興事務所」、木更津市などを所管する「君津地域振興事務所」があります。
一部の地名の読み方について、「葛南」は「かつなん」、「東葛飾」は「ひがしかつしか」、「印旛」は「いんば」、「海匝」は「かいそう」、「山武」は「さんぶ」、「長生」は「ちょうせい」、「夷隅」は「いすみ」、「安房」は「あわ」と読みます。
神奈川県内のエリア分け
神奈川県の天気予報の区分は「西部」と「東部」に分けて発表されています。
神奈川県の県庁所在地は「横浜市」で、東部の「横浜・川崎」地区にあります。
県庁の出先機関である「県政総合センター」は4つの所管地域ごとに設置されています。県政総合センターには、小田原市などを所管する「県西地域県政総合センター」、横須賀市などを所管する「横須賀三浦地域県政総合センター」、平塚市などを所管する「湘南地域県政総合センター」、相模原市などを所管する「県央地域県政総合センター」があります。そのほか、川崎市には「川崎県民センター」が設置されており、横浜市に関しては県庁が所管しているようです。
東京都内のエリア分け
東京都の天気予報は「東京地方」「伊豆諸島北部」「伊豆諸島南部」「小笠原諸島」の4つの地区ごとに発表されています。
東京都の都庁は「新宿区」にあり、東京地方の「23区西部」に位置しています。
都庁の出先機関である「支庁」は「大島支庁」「三宅支庁」「八丈支庁」「小笠原支庁」の4つの島しょごとに設置されています。また、東京には「特別区」として23の区があり、それぞれ区役所が設置されて区政を行なっていますが、23区外の都の西部地域のことは総じて「多摩地区」と呼ばれています。多摩地区は立川市などがある「多摩北部」と、八王子市がある「多摩南部」、青梅市などがある「多摩西部」に分けられ、合同庁舎がそれぞれ設置されています。
中部地方
「中部地方」に含まれるのは「新潟県」「富山県」「石川県」「福井県」「山梨県」「長野県」「岐阜県」「静岡県」「愛知県」の9県です。更に、中部地方を「北陸地方」「中央高地(東山地方)」「東海地方」と3地方に分ける場合、北陸地方は「新潟県・富山県・石川県・福井県」、「中央高地」は「山梨県・長野県・岐阜県」、「東海地方」は「静岡県・愛知県」を指します。
「東山地方」は「とうさんちほう」と読みます。
新潟県内のエリア分け
新潟県の天気予報の区分は「上越地方」「中越地方」「下越地方」「佐渡地方」に大別されています。
新潟県の県庁所在地は「新潟市」で、下越地方の「新潟地域」に位置しています。
県庁の出先機関である「地域振興局」は12の所管地域ごとに設置されています。地域振興局には、村上市などを所管する「村上地域振興局」、新発田市などを所管する「新発田地域振興局」、新潟市などを所管する「新潟地域振興局」、三条市などを所管する「三条地域振興局」、長岡市などを所管する「長岡地域振興局」、魚沼市などを所管する「魚沼地域振興局」、南魚沼市などを所管する「南魚沼地域振興局」、十日町市などを所管する「十日町地域振興局」、柏崎市などを所管する「柏崎地域振興局」、上越市などを所管する「上越地域振興局」、糸魚川市などを所管する「糸魚川地域振興局」、佐渡市を管轄する「佐渡地域振興局」があります。
なお一部の地名の読み方について、「新発田」は「しばた」、「糸魚川」は「いといがわ」と読みます。
富山県内のエリア分け
富山県の天気予報の区分は、「西部地方」と「東部地方」に大別されています。
富山県の県庁所在地は「富山市」で、東部地方の「東部南」に位置しています。
県庁の出先機関のひとつである「厚生センター」は4つの地域ごとに設置されています。厚生センターには、黒部市などを所管する「新川厚生センター」、滑川市などを所管する「中部厚生センター」、高岡市などを所管する「高岡厚生センター」、南砺市などを所管する「砺波厚生センター」があります。
一部の地名の読み方について、「南砺市」は「なんとし」、「砺波」は「となみ」と読みます。
石川県内のエリア分け
石川県の天気予報の区分は「能登地方」と「加賀地方」に大別されています。
石川県の県庁所在地は「金沢市」で、加賀地方の「加賀北部」に含まれます。
県庁の農林水産部の出先機関である「農林総合事務所」は5つの所管地域ごとに設置されています。農林総合事務所には、小松市などを所管する「南加賀農林総合事務所」、白山市などを所管する「石川農林総合事務所」、金沢市などを所管する「県央農林総合事務所」、七尾市などを所管する「中能登農林総合事務所」、輪島市などを所管する「奥能登農林総合事務所」があります。
福井県内のエリア分け
福井県の天気予報は「嶺北地域」と「嶺南地域」に分けて発表されています。「嶺北」は「れいほく」、「嶺南」は「れいなん」と読みます。
福井県の県庁所在地は「福井市」で、嶺北地方の「嶺北北部」にあります。
福井県には敦賀市の木の芽峠のことを「嶺」として、そこから北にある地域を「嶺北地域」、南を「嶺南地域」と呼んでいます。県庁の出先機関である「振興局」には「嶺南振興局」があり、敦賀市などを所管しています。「敦賀市」は「つるがし」と読みます。
嶺南地域は敦賀市などの「ニ州地域」と小浜市などの「若狭地域」に分かれ、それぞれ「観光・地域振興局」が設置されています。また「嶺北地域」は、坂井市などの「坂井地域」、福井市などの「福井地域」、鯖江市などの「丹南地域」、大野市などの「奥越地域」の4つに分けられ、「県税事務所」などはこの4つの地域ごとに設置されています。
山梨県内のエリア分け
山梨県の天気予報の区分は「中・西部地方」と「東部・富士五湖地方」に大別されます。
山梨県の県庁所在地は「甲府市」で、中・西部地方の「峡東地域」に属しています。「峡東」は「きょうとう」と読みます。
県庁の出先機関である「地域県民センター」は4つの所管地域ごとに設置されています。地域県民センターには、甲府市などを所管する「中北地域県民センター」、南巨摩郡を所管する「峡南地域県民センター」、甲州市などを所管する「東山梨地域県民センター」、都留市などを所管する「富士・東部地域県民センター」があります。
長野県内のエリア分け
長野県の天気予報の区分は「北部地方」「中部地方」「南部地方」に大別されます。
長野県の県庁所在地は「長野市」で、北部の「長野地域」に含まれます。
県庁の出先機関である「地域振興局」は10の所管地域ごとに設置されています。地域振興局には、佐久市などを所管する「佐久地域振興局」、上田市などを所管する「上田地域振興局」、諏訪市などを所管する「諏訪地域振興局」、伊那市などを所管する「上伊那地域振興局」、飯田市などを所管する「南信州地域振興局」、木曽郡を所管する「木曽地域振興局」、松本市などを所管する「松本地域振興局」、大町市などを所管する「北アルプス地域振興局」、長野市などを所管する「長野地域振興局」、中野市などを所管する「北信地域振興局」があります。
一部の地名の読み方について、「諏訪」は「すわ」、「上伊那」は「かみいな」と読みます。
岐阜県内のエリア分け
岐阜県の天気予報は、大きく「飛騨地方」と「美濃地方」に分けて発表されています。「飛騨」は「ひだ」、「美濃」は「みの」と読みます。
岐阜県の県庁所在地は「岐阜市」で、美濃地方の「岐阜・西濃」地域に含まれています。
県庁の出先機関である「県事務所」は7つの所管地域ごとに設置されています。県事務所には、大垣市などを所管する「西濃県事務所」、揖斐郡を所管する「揖斐県事務所」、美濃加茂市などを所管する「可茂県事務所」、美濃市などを所管する「中濃県事務所」、多治見市などを所管する「東濃県事務所」、恵那市などを所管する「恵那県事務所」、高山市などを所管する「飛騨県事務所」があります。
一部の地名の読み方について、「揖斐」は「いび」、「美濃加茂」は「みのかも」、「可茂」も「かも」、「西濃・中濃・東濃」は「せいのう・ちゅうのう・とうのう」、「恵那」は「えな」と読みます。
静岡県内のエリア分け
静岡県の天気予報は「西部」「中部」「東部」「伊豆」の4地域に大別されています。
静岡県の県庁所在地は「静岡市」で、中部の「中部北」と「中部南」にまたがって存在しています。
県庁の出先機関である「支援局」は3つの所管地域ごとに設置されています。支援局には、浜松市などを所管する「西部支援局」、静岡市などを所管する「中部支援局」、沼津市などを所管する「東部支援局」があります。また、支援局とは別に、伊豆半島の南部、下田市などを所管する施設として「賀茂振興局」が設置されています。
愛知県内のエリア分け
愛知県の天気予報は「西部」と「東部」に大別されて発表されています。
愛知県の県庁所在地は「名古屋市」で、西部の「尾張東部」地域にあります。
県の出先機関である「県民事務所」は3の所管地域ごとに設置され、それぞれ下部機関が設置されています。豊橋市などを所管するのは「東三河総局」、東三河総局の下部機関として、新城市などを所管する「新城設楽振興事務所」があります。名古屋市などを所管する「尾張県民事務所」の下部には、津島市などを所管する「海部県民センター」、半田市などを所管する「知多県民センター」があります。岡崎市などを所管する「西三河県民事務所」には、下部に「豊田庁舎」があり、県民事務所にある課と、豊田庁舎にある課が分かれています。
一部の地名の読み方について、「三河」は「みかわ」、「新城・設楽」は「しんしろ・したら」、「尾張」は「おわり」、「海部」は「あま」と読みます。
近畿地方
「近畿地方」に含まれるのは、「三重県」「滋賀県」「京都府」「大阪府」「兵庫県」「奈良県」「和歌山県」の2府5県です。
「三重県」は中部地方の静岡県・愛知県と合わせて「東海地方」と呼ばれることもあります。近畿地方には、当エリア内の府県を更に区分するような呼び方が一般的ではなく、天気予報などで使用される「近畿北部」は「京都府北部」「兵庫県北部」「滋賀県北部」を指し、「近畿中部は「京都府南部」「兵庫県南部」「滋賀県南部」「奈良県北部」「和歌山県北部」「大阪府」を指し、「近畿南部」は「奈良県南部」と「和歌山県南部」を指すなど、県をまたいだ区分になっています。
また、「近畿地方」と同じエリアを指す言葉として、「関西地方」がありますが、この場合「徳島県」が含まれることもあるなど定義が用途によって様々であり、近畿地方に比べて曖昧な区分名称として使用されているようです。
三重県内のエリア分け
三重県の天気予報は「北中部」と「南部」に大別されています。
三重県の県庁所在地は「津市」で、北中部の「中部」に位置しています。
県庁の出先機関が集まった「庁舎」は9の所管地域ごと合計10箇所設置されています。庁舎には、桑名市などを所管する「桑名庁舎」、四日市市などを所管する「四日市庁舎」、鈴鹿市などを所管する「鈴鹿庁舎」、津市を所管する「津庁舎」、松阪市などを所管する「松阪庁舎」、伊勢市などを所管する「伊勢庁舎」と「志摩庁舎」、伊賀市などを所管する「伊賀庁舎」、尾鷲市などを所管する「尾鷲庁舎」、熊野市などを所管する「熊野庁舎」があります。
滋賀県内のエリア分け
滋賀県の天気予報は「北部」と「南部」に分けて発表されます。
滋賀県の県庁所在地は「大津市」で、北部の「近江西部」と南部の「近江南部」にまたがっています。
滋賀県は主に7つの地域に分かれており、その地域ごとに県庁の出先機関が設置されています。大津市など大津地域を所管する「大津合同庁舎」、草津市など南部地域を所管する「南部合同庁舎」、甲賀市など甲賀地域を所管する「甲賀合同庁舎」、東近江市など東近江地域を所管する「東近江合同庁舎」、彦根市など湖東地域を所管する「湖東合同庁舎」、米原市など湖北地域を所管する「湖北合同庁舎」と「木之本合同庁舎」、高島市を所管する「高島合同庁舎」があります。
一部の地名の読み方について、「東近江」は「ひがしおうみ」、「湖東」は「ことう」、「木之本」は「きのもと」と読みます。
京都府内のエリア分け
京都府の天気予報は大きく「北部」と「南部」に分かれています。
京都府の府庁は「京都市」にあり、京都市は南部の「京都・亀岡」地域に位置します。
府庁の出先機関である「広域振興局」は4の所管地域ごとに設置されています。広域振興局には京丹後市などを所管する「丹後広域振興局」、舞鶴市などを所管する「中丹広域振興局」、亀岡市などを所管する「南丹広域振興局」、宇治市などを所管する「山城広域振興局」があります。京都市については京都府庁が所管しているようです。
なお、一部の地名の読み方について、「中丹」は「ちゅうたん」、「南丹」は「なんたん」、「山城」は「やましろ」と読みます。
大阪府内のエリア分け
大阪府の天気予報は区分がなく、「大阪府」を一つのエリアとして扱い発表されています。
大阪府の府庁は「大阪市」にあり、大阪市は大阪府の中央「大阪市」エリアに位置します。
大阪府は、8の地域に分けられ、それぞれを所管する県の出先機関が設置されています。地域は、大阪市が含まれる「大阪市」、箕面市などの「豊能」、高槻市などの「三島」、枚方市などの「北河内」、東大阪市などの「中河内」、河内長野市などの「南河内」、堺市などの「泉北」、泉南市などの「泉南」があります。泉北と泉南を合わせて「泉州」と呼ぶことや、「豊能」と「三島」を合わせて「北摂」と呼ぶことがあります。
一部の地名の読み方について、「豊能」は「とよの」、「河内」は「かわち」、「泉北」は「せんぼく」、「泉南」は「せんなん」、「北摂」は「ほくせつ」と読みます。
兵庫県内のエリア分け
兵庫県の天気予報は「北部」と「南部」に分かれています。
兵庫県の県庁所在地は「神戸市」で、南部の「阪神」地区に位置しています。
県庁の出先機関である「県民局」および「県民センター」は10の所管地域ごとに設置されています。神戸市の「神戸地域」には「神戸県民センター」、芦屋市などの「阪神南地域」には「阪神南県民センター」、伊丹市などの「阪神北地域」には「阪神北県民局」、明石市などの「東播磨地域」には「東播磨県民局」、西脇市などの「北播磨地域」には「北播磨県民局」、姫路市などの「中播磨地域」には「中播磨県民センター」、赤穂市などの「西播磨地域」には「西播磨県民局」、豊岡市などの「但馬地域」には「但馬県民局」、篠山市などの「丹波地域」には「但馬県民局」、洲本市など淡路島の3市からなる「淡路地域」には「淡路県民局」があります。
一部の地名の読み方について、「播磨」は「はりま」、「但馬」は「たじま」、「洲本市」は「すもとし」と読みます。
奈良県内のエリア分け
奈良県の天気予報は「北部」と「南部」に大別され発表されています。
奈良県の県庁所在地は「奈良市」で、北部の「北西部」地域にあります。
県庁の出先機関が集まった「総合庁舎」は、奈良市などを所管する「奈良総合庁舎」、大和郡山市などを所管する「郡山総合庁舎」、橿原市などを所管する「橿原総合庁舎」、大和高田市などを所管する「高田総合庁舎」の4箇所に設置されています。そのほか、吉野郡にある「吉野土木事務所」など、県の出先機関が単独で設置されている地域もあります。
一部の地名の読み方について、「大和郡山市」は「やまとこおりやまし」、「橿原市」は「かしはらし」と読みます。
和歌山県内のエリア分け
和歌山県の天気予報の区分は「北部」と「南部」に大別されています。
和歌山県の県庁所在地は「和歌山市」で、北部の「紀北」地域に位置しています。
県庁の出先機関である「振興局」は7の所管地域ごとに設置されています。振興局には、和歌山市などを所管する「海草振興局」、岩出市などを所管する「那賀振興局」、橋本市などを所管する「伊都振興局」、有田郡を所管する「有田振興局」、御坊市などを所管する「日高振興局」、田辺市などを所管する「西牟婁振興局」、新宮市などを所管する「東牟婁振興局」があります。
一部の地名の読み方について、「海草」は「かいそう」、「那賀」は「なが」、「伊都」は「いと」、「西牟婁」は「にしむろ」、「東牟婁」は「ひがしむろ」と読みます。
中国地方
「中国地方」に含まれるのは、「鳥取県」「島根県」「岡山県」「広島県」「山口県」の5件です。中国山地から北の日本海側である「鳥取県」「島根県」を「山陰地方」、中国山地から南側の瀬戸内海側である「岡山県」「広島県」「山口県」を「山陽地方」と呼ぶことがあります。また、山口県の北部を山陰に含む場合もあります。
中・四国地方を合わせて3区分する場合には、「鳥取県」「島根県」を「山陰地方」、「山口県」「岡山県」「広島県」「愛媛県」「香川県」を「瀬戸内地方」、「高知県」「徳島県」を「南四国」と分けるのが一般的なようです。
鳥取県内のエリア分け
鳥取県の天気予報は大きく「中・西部」と「東部」に分けて発表されています。
鳥取県の県庁所在地は「鳥取市」で、東部の「鳥取地区」と「八頭地区」にまたがっています。「八頭」は「やず」と読みます。
県内は5地域に分けることができ、鳥取市などの「東部地域」、八頭町などの「八頭地域」、倉吉市などの「中部地域」、米子市などの「西部地域」、日野町などの「日野地域」があります。県庁の出先機関である「総合事務所」などはこの5地域ごとにそれぞれ設置されていましたが、組織の改正により、「東部総合事務所」と「八頭総合事務所」は、県庁内に機能を移転したそうです。また、日野地域には「西部総合事務所」の下部機関として「西部総合事務所日野振興センター」が設置されています。
島根県内のエリア分け
島根県の天気予報は「西部」「東部」「隠岐」の3区分に大別されています。「隠岐」は「おき」と読みます。
島根県の県庁所在地は「松江市」で、東部の「松江地区」に位置しています。
県庁の出先機関である「県民センター」等には、松江市などを所管する「東部県民センター」と、浜田市などを所管する「西部県民センター」、隠岐の島町などを所管する「隠岐支庁県民局」があります。東部県民センターの下部機関として、雲南市などを所管する「東部県民センター雲南事務所」、出雲市などを所管する「東部県民センター出雲事務所」があります。西部県民センターの下には、大田市などを所管する「西部県民センター県央事務所」、益田市などを所管する「西部県民センター益田事務所」などがあります。
一部の地名の読み方について、「出雲」は「いずも」と読み、「雲南」は「うんなん」と読みます。
岡山県内のエリア分け
岡山県の天気予報は大きく「北部」と「南部」に分けて発表されています。
岡山県の県庁所在地は「岡山市」で、南部の「岡山地域」にあります。
県庁の出先機関である「県民局」は3つの所管地域ごとに設置されています。県民局には、津山市などを所管する「美作県民局」、岡山市などを所管する「備前県民局」、倉敷市などを所管する「備中県民局」があります。
なお、「美作」は「みまさか」、「備前」は「びぜん」、「備中」は「びっちゅう」と読みます。
広島県内のエリア分け
広島県の天気予報の区分は「北部」と「南部」に大別されています。
広島県の県庁所在地は「広島市」で、南部の「広島・呉」地域に位置しています。「呉」は「くれ」と読みます。
県庁の出先機関の一つである「農業技術指導所」は3つの所管地域ごとに設置されています。農業技術指導所には、広島市などを所管する「西部農業技術指導所」、三次(みよし)市などを所管する「北部農業技術指導所」、福山市などを所管する「東部農業技術指導所」があります。これ以外の出先機関も、細かい担当区域の違いはありますが、大きくは西部・北部・東部と管轄されていることが多いようです。
山口県内のエリア分け
山口県の天気予報は「北部」「西部」「中部」「東部」の4区分で発表されています。全国の天気予報では中国地方ではなく「九州北部地方」に含まれているようです。
山口県の県庁所在地は「山口市」で、中部の「山口・防府」地域にあります。「防府」は「ほうふ」と読みます。
県庁の出先機関である「県民局」は7の所管地域ごとに設置されています。県民局には岩国市などを所管する「岩国県民局」、柳井市などを所管する「柳井県民局」、周南市などを所管する「周南県民局」、山口市などを所管する「山口県民局」、宇部市などを所管する「宇部県民局」、下関市などを所管する「下関県民局」、萩市などを所管する「萩県民局」があります。
一部の地域の読み方について、「周南」は「しゅうなん」、「下関」は「しものせき」と読みます。
四国地方
「四国地方」に含まれるのは、「徳島県」「香川県」「愛媛県」「高知県」の4県です。徳島県・高知県を「南四国」、愛媛県・香川県を「北四国」と分けることがあります。また、中国地方と合わせて、愛媛県・香川県・岡山県・広島県・山口県の5県を「瀬戸内地方」と呼ぶことがあります。
徳島県内のエリア分け
徳島県の天気予報は大きく「北部」と「南部」に分かれています。
徳島県の県庁所在地は「徳島市」で、北部の「徳島・阿南」地域に含まれます。
県庁の出先機関である「総合県民局」には、阿南市など県南部を所管する「南部総合県民局」と、美馬市など県西部を所管する「西部総合県民局」があります。徳島市などの県東部については、主に本庁が所管しているようです。
一部の地名の読み方について、「阿南市」は「あなんし」、「美馬市」は「みまし」と読みます。
香川県内のエリア分け
香川県の天気予報は大きくは「香川県」エリアとして、1区分で発表されます。
香川県の県庁所在地は「高松市」で、香川県の中部「高松地域」にあります。
香川県では県東部を「東讃」、県西部を「西讃」、丸亀市など県の中央部を「中讃」と呼ぶのが一般的なようです。県庁の出先機関も、「土木事務所」や「農業改良普及センター」などは東讃、中讃、西讃に分かれて設置されています。高松市については県庁が所管しているようです。
「東讃・中讃・西讃」は「とうさん・ちゅうさん・せいさん」と読みます。
愛媛県内のエリア分け
愛媛県の天気予報は「東予」「中予」「南予」の3区分に大別されています。「東予・中予・南予」はそれぞれ「とうよ・ちゅうよ・なんよ」と読みます。
愛媛県の県庁所在地は「松山市」で、中予の北部に位置しています。
県庁の出先機関である「地方局」は天気予報と同様に3つの地域ごとに設置されています。地方局には、西条市などを所管する「東予地方局」、松山市などを所管する「中予地方局」、宇和島市などを所管する「南予地方局」があります。
高知県内のエリア分け
高知県の天気予報は「東部」「中部」「西部」の3区分で発表されています。
高知県の県庁所在地は「高知市」で、中部の「高知中央」地域に位置しています。
県庁の出先機関のひとつである「県税事務所」は5つの所管地域ごとに設置されています。県税事務所には、室戸市などを所管する「安芸県税事務所」、高知市東部や南国市などを所管する「中央東県税事務所」、高知市の東部以外や土佐市を所管する「中央西県税事務所」、須崎市などを所管する「須崎県税事務所」、四万十市などを所管する「幡多県税事務所」があります。そのほかの出先機関も、この地域区分やもう少し細かい区分で設置されているようです。
一部の地名の読み方について、「室戸市」は「むろとし」、「安芸」は「あき」、四万十市は「しまんとし」、「幡多」は「はた」と読みます。
九州・沖縄地方
「九州・沖縄地方」に含まれるのは、「福岡県」「佐賀県」「長崎県」「熊本県」「大分県」「宮崎県」「鹿児島県」「沖縄県」の8県です。
沖縄県をひとつの地方として扱い、「沖縄地方」や「琉球地方」とする場合もあります。
福岡県・佐賀県・長崎県はまとめて「北部九州」や「九州北部」と呼ばれます。熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県をまとめて「南九州」や「九州南部」という呼び方もあります。熊本県と大分県は、九州北部に入る場合もあります。
福岡県内のエリア分け
福岡県の天気予報は大きくは「北九州地方」「福岡地方」「筑豊地方」「筑後地方」の4区分で発表されます。
福岡県の県庁所在地は「福岡市」で、福岡地方の中部にあります。
県庁の出先機関についても、天気予報と同様に北九州市などの「北九州地方」、福岡市などの「福岡地方」、田川市などの「筑豊地方」、久留米市などの「筑後地方」の4地方区分を基本として、更に細かい所管地域に分かれて設置されているようです。
一部の地名の読み方について、「筑豊」は「ちくほう」、「久留米市」は「くるめし」、「筑後」は「ちくご」と読みます。
佐賀県内のエリア分け
佐賀県の天気予報の区分は「北部」と「南部」に大別されています。
佐賀県の県庁所在地は「佐賀市」で、南部の「佐賀・多久」地域に位置しています。
県の出先機関のひとつである「農林事務所」は、5つの所管地域ごとに設置されています。農林事務所には、佐賀市を所管する「佐賀中部農林事務所」、神埼市を所管する「東部農林事務所」、唐津市などを所管する「唐津農林事務所」、伊万里市などを所管する「伊万里農林事務所」、鹿島市などを所管する「杵藤農林事務所」があります。
一部の地域の読み方について、「神埼市」は「かんざきし」、「唐津市」は「からつし」、「伊万里市」は「いまりし」、「鹿島市」は「かしまし」、「杵藤」は「きとう」と読みます。
長崎県内のエリア分け
長崎県の天気予報の区分は「北部」「南部」「壱岐・対馬」「五島」の4つに分けられています。「壱岐・対馬」は「いき・つしま」、「五島」は「ごとう」と読みます。
長崎県の県庁所在地は「長崎市」で、南部の「長崎地区」にあります。
県庁の出先機関である「振興局」は、7の所管地域ごとに設置されています。振興局には、長崎市などを所管する「長崎振興局」、諫早(いさはや)市などを所管する「諫早振興局」、島原市などを所管する「島原振興局」、佐世保(させぼ)市などを所管する「県北振興局」、五島市などを所管する「五島振興局」、壱岐市などを所管する「壱岐振興局」、対馬市を所管する「対馬振興局」があります。
熊本県内のエリア分け
熊本県の天気予報の区分は「熊本地方」「阿蘇地方」「天草・芦北地方」「球磨地方」に大別されています。
熊本県の県庁所在地は「熊本市」で、熊本地方の「熊本市」エリアに位置しています。
県庁の出先機関である「地域振興局」は10の所管地域ごとに設置されています。地域振興局には、宇城市などを所管する「宇城地域振興局」、上益城郡を所管する「上益城地域振興局」、菊池市などを所管する「菊池地域振興局」、玉名市などを所管する「玉名地域振興局」、山鹿市などを所管する「鹿本地域振興局」、阿蘇市などを所管する「阿蘇地域振興局」、八代市などを所管する「八代地域振興局」、葦北郡を所管する「芦北地域振興局」、人吉市などを所管する「球磨地域振興局」、天草市などを所管する「天草地域振興局」があります。
熊本市は「県央広域本部」が所管しており、県央広域本部は宇城地域と上益城地域も併せて所管しているそうです。
一部の地名の読み方について、「宇城」は「うき」、「上益城」は「かみましき」、「山鹿」は「やまが」、「阿蘇」は「あそ」、「八代」は「やつしろ」、「葦北」「芦北」はどちらも「あしきた」、「人吉」は「ひとよし」、「球磨」は「くま」、「天草」は「あまくさ」と読みます。
大分県内のエリア分け
大分県の天気予報は「北部」「中部」「西部」「南部」の4区分で発表されています。
大分県の県庁所在地は「大分市」で、中部に含まれます。
県庁の出先機関である「振興局」は6の所管地域ごとに設置されています。振興局には、国東市などを所管する「大分県東部振興局」、大分市などを所管する「大分県中部振興局」、佐伯市などを所管する「大分県南部振興局」、竹田市などを所管する「大分県豊肥振興局」、日田市などを所管する「大分県西部振興局」、宇佐市などを所管する「大分県北部振興局」があります。
一部の地名の読み方について、「国東市」は「くにさきし」、「佐伯市」は「さえきし」、「豊肥」は「ほうひ」、「日田市」は「ひたし」と読みます。
宮崎県内のエリア分け
宮崎県の天気予報は「北部山沿い」「北部平野部」「南部山沿い」「南部平野部」の4区分に大別されています。
宮崎県の県庁所在地は「宮崎市」で、南部平野部の「宮崎地区」にあります。
県庁の出先機関である「県税・総務事務所」は7の所管地域ごとに設置されています。県税・総務事務所には、宮崎市などを所管する「宮崎県税・総務事務所」、日南市などを所管する「日南県税・総務事務所」、都城市などを所管する「都城県税・総務事務所」、小林市などを所管する「小林県税・総務事務所」、西都市などを所管する「高鍋県税・総務事務所」、日向市などを所管する「日向県税・総務事務所」、延岡市などを所管する「延岡県税・総務事務所」があります。
一部の地名の読み方について、「日南」は「にちなん」、「都城」は「みやこのじょう」、「西都」は「さいと」、「高鍋」は「たかなべ」、「日向」は「ひゅうが」、「延岡」は「のべおか」と読みます。
鹿児島県内のエリア分け
鹿児島県の天気予報は「薩摩地方」「大隅地方」「種子島・屋久島地方」「奄美地方」に大別されています。「薩摩」は「さつま」、「大隅」は「おおすみ」、「奄美」は「あまみ」と読みます。
鹿児島県の県庁所在地は「鹿児島市」で、薩摩地方の「鹿児島・日置」地域に位置します。「日置」は「ひおき」と読みます。
県庁の出先機関である「地域振興局」と「支庁」は、7の所管地域ごとに設置されています。まず、地域振興局には鹿児島市などを所管する「鹿児島地域振興局」、枕崎市などを所管する「南薩地域振興局」、薩摩川内市などを所管する「北薩地域振興局」、霧島市などを所管する「姶良・伊佐地域振興局」、鹿屋市などを所管する「大隅地域振興局」があります。支庁には、種子島など4島を所管する「熊毛支庁」、奄美市などを所管する「大島支庁」があります。
一部の地名の読み方について、「南薩」は「なんさつ」、「薩摩川内市」は「さつませんだいし」、「姶良」は「あいら」、「鹿屋市」は「かのやし」と読みます。
沖縄県内のエリア分け
沖縄県の天気予報は「沖縄本島地方」「大東島地方」「宮古島地方」「八重山地方」に分かれています。沖縄本島地方は更に「本島北部」と「本島中南部」「久米島」の3地域に分かれます。八重山地方も「与那国島地方」と「石垣島地方」に分かれます。
「大東島」は「だいとうじま」、「宮古島」は「みやこじま」、「八重山」は「やえやま」、「与那国島」は「よなぐにじま」と読みます。
沖縄県の県庁所在地は「那覇市」で、本島中南部の「南部」にあります。
県庁の出先機関が集まる「合同庁舎」は県内に4箇所設置されています。まず、名護市などを所管する「北部合同庁舎」、沖縄市などを所管する「中部合同庁舎」、那覇市などを所管する「南部合同庁舎」、そして宮古島市などを所管する「宮古合同庁舎」があります。
補足!上記以外のエリアの分け方も押さえよう
上記では一般的な8地方の区分についてご紹介しましたが、8地方の分け方とは違う考え方でそれぞれの都道府県を分けることがあります。
8地方区分以外での地方分けについて、一部ご紹介します。
東海地方とは?
「東海地方」は中部地方の一部を指す場合には「静岡県」「愛知県」の2県を指します。これに「岐阜県」や近畿地方の「三重県」を合わせて、本州中央部にある太平洋側の4県を総称し、「東海地方」と呼ぶこともあります。
中京圏はどこを指すの?
「中京圏」とは、愛知県の名古屋市を中心とした都市圏のことで、愛知県・岐阜県・三重県の「東海地方」に含まれる三県を指します。日本三大都市圏の一つでもあり、「名古屋圏」や「中部圏」などと呼ばれることもあります。中京を使う名称の例として、中京工業地帯などがあります。
関東甲信越とは?
「甲信越」とは、山梨県の旧国名である「甲斐」と、長野県の旧国名「信濃」、新潟県の旧国名「越後」の頭文字をとった名称で、この3県のことを指します。この3県は東京との交通の便がよく、人の流れが盛んで、経済的にも密接に結びついていることから、関東地方の1都6県と合わせて「関東甲信越」とまとめられることがあります。「東京」を中心として発展している都市圏に含まれる1都9県が関東甲信越には含まれています。
山陽地方、山陰地方とは?
古代日本の律令制による、都道府県の地方分けのような広域地方行政区域の分け方として「五畿七道(畿内七道)」という分け方がありました。その中に「山陽道」と「山陰道」という名前の地方があり、それが現在の「山陽地方」「山陰地方」の由来となっているそうです。
中国地方の中で、中国山地から北の日本海側である「鳥取県」「島根県」は古代でいう「山陰道」に含まれる地域で、「山陰地方」と呼びます。山口県の北部も山陰地方に含まれる場合があります。山陰という名称を使う例として、この地域には山陰自動車道が通っています。
中国山地から南側の瀬戸内海側である「岡山県」「広島県」「山口県」は古代でいう「山陽道」に含まれ、「山陽地方」と呼びます。五畿七道の「山陽道」が指す本来の範囲では、兵庫県の南西部も含まれます。山陽という名称を使う例として、この地域には山陽新幹線や、山陽自動車道が通っています。
首都圏はどこを指すの?
「首都圏」とは、1956年に制定された「首都圏整備法」で指定されている、関東地方の東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・栃木県・茨城県の1都6県と、山梨県を含む地域のことです。
東京を中心とした生活圏・経済圏を指す言葉としては「東京圏」や「東京都市圏」があり、こちらは法律で制定されているわけではないので、用途によって含まれる県が少しずつ異なります。
一都三県とは?
関東地方の南関東に含まれる東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県を指し、「一都三県」と呼ぶことがあります。
また、東京国税局の管内を指す場合には、埼玉県ではなく山梨県と、東京都・神奈川県・千葉県を指して一都三県と呼ぶなど、用途によって含まれる県が違いますので、注意が必要です。
東名阪とは?
「東名阪」とは、「とうめいはん」と読み、東京の「東」、名古屋の「名」、大阪の「阪」を合わせた名称で、日本の三大都市圏を総称する際に使用されます。
愛知県と三重県を走る「東名阪自動車道」の場合は同じように「東名阪」と書きますが、「ひがしめいはん」と読みます。
都道府県の地理雑学についてご紹介
都道府県の地理に関する雑学を少しだけご紹介します。
雑学1)面積ランキング トップ3
47都道府県のうち、面積が大きいトップ3の都道府県についてです。
第1位は「北海道」で、約83,000平方キロメートル、第2位は「岩手県」で、約15,000平方キロメートル、第3位は「福島県」で、約13,000平方キロメートルあります。
雑学2)SとYとKの争い!?富士山がある県は?
富士山がまたがる県について、意外と知らない方も多いのではないでしょうか?
富士山は「静岡県」と「山梨県」にまたがって存在しています。「神奈川県」にも近いイメージがありますが、実際には富士山に接していません。
雑学3)海がない都道府県は8つ
「島国」の日本にも、海が無い都道府県があります。海に接していないのは「県」のみなので、一般に「内陸県」「海なし県」などとも呼ばれます。具体的には、「栃木県」「群馬県」「埼玉県」「山梨県」「長野県」「岐阜県」「奈良県」「滋賀県」の8県が該当します。
雑学4)一番多くの都道府県と接している県は?
一番多くの都道府県と隣接している県は「長野県」です。
ちなみに長野県は、「群馬県」「埼玉県」「新潟県」「富山県」「山梨県」「岐阜県」「静岡県」「愛知県」と接しています。
まとめ
このページでは都道府県を8地方区分した際の分け方についてと、都道府県内の地域区分の一例についてご紹介しました。
8地方区分以外の地方の分け方や呼び方があるほか、地方名の使用用途によって含まれる県が少しずつ異なっていることがあるので、その地方がどの都道府県を指しているのか意識しておくと誤解が無くて済みそうです。
また、都道府県内の本庁の出先機関の配置のしかたは、一概に決まりがあるわけでは無く、都道府県ごとに特色があります。また昨今の市町村合併や行政改革などでも出先機関の在り方が見直され、統合再編、新規部署設置などの動きも目立ちます。所管地域の分け方が大きい場合と細かい場合、出先機関をなるべく多く配置する場合と、なるべく統合する場合では、それぞれ行政執行の考え方に違いがあり、その特徴が出る部分だと思います。
今後、都道府県庁での採用を目指す方は、自身が受験する都道府県がどのような出先機関を持ち、どのように配置しているのか、把握しておくことをおすすめします。
訂正とお詫び
誤)「雄勝」は「おがつ」、…
正)「雄勝」は「おがち」、…
訂正してお詫び申し上げます。
(2022年7月13日訂正)
コメント
コメント一覧 (2件)
秋田県の「雄勝」は「おがち」が正しい読み方です。
コメント、そしてご指摘ありがとうございます。
訂正してお詫び申し上げます。